占いサロン観音庵 福島店 菩提です。
心をからっぽにする
「心をからっぽにする」という表現をよく使いますよね。
これが、実際にやってみると…とっても難しいんです。
瞑想する時に、「何も考えないようにしよう」と思っても、次から次に浮かんできてしまいます。
あと、何分?…
誰も来ませんように…
などと、考えないように、心を空っぽに、心に静寂を…。と、思っている側から、どんどん雑念が浮かんできます。
「心をからっぽにする」ということは、「無心」であり、「心の静寂を保つ」こと。
言葉で言うよりも、ずっと難しいものです。
老子は、「心をからっぽにして深い静寂を守るべし」と教えています。
本当に心をからっぽにできた時、そこには、「真理」が見えてきます。
その「真理」とは…
あらゆるものは、生長して、やがて元の場所に戻ってくる。
という「自然の摂理」とも言えるサイクルです。
植物は、種を土に落とし→双葉が出て→生い茂り→花を咲かせ→実を結び→実を落とし→種が土に抱かれる→双葉が出る(再び生命の営みが始まる)
私たち人間も、このサイクルと同じ。
生まれて→生きて→死んで→魂になって→再び命を受け生まれる。
このサイクルを繰り返すことが、この世の「真理」なのかもしれません。
「心の静寂」に至ったからこそ見えてくる「真理」。
老子の言葉に、「全ては『原点』に還る」とあります。
良いことも…悪いことも…全ては巡り巡って再び元に戻ってくる。
良いことも悪いこともひっくるめて、その人生を受け入れることが、できるでしょうか?
もし○○だったら…
もし○○してれば…
「たられば」を繰り返してみたところで、人は幸せにはなれません。
何度でも何回でも、同じことを繰り返すだけなのですから。
目の前に与えられた人生を肯定して、受け入れるほうが、ずっと、幸せに近づける気がしませんか。
「心の静寂」が身についたなら
風の音…
川のせせらぎ…
森林のささやき…
が、聴きたいときに身体に響くそうですよ。