占いサロン観音庵 福島店 菩提です。
美しいものって何でしょう?
美しいものを見て、「魂を清めよう」「魂に栄養を与えよう」と、いわれますが、美しいものって何でしょう?
白洲正子・小林秀雄などと同時代の、装丁家であり美術評論家である青山二郎は、作家(優れた画家や詩人など)は、美を創り出してはいない。
美は、それを観た者の発見である。
といった内容を、語っています。
確かに、美の感覚は、人によって様々です。
例えば、夕日が沈みゆく風景を見て感動して涙を流す人もいれば、毎日のことで、当たり前のこととしか見ていない人。
骨董品に美しさを見る人もいれば、ただの古い品物と見る人。
自然・芸術・日々の中でと、私たちのその美に対する感覚は、かわります。
では、美に対する眼を育てるには、数多くの、本物や自然に触れなければなりません。
普段の生活の何気ない1コマに眼を向けることによって、生け花をするとき、絵を描くとき、歌にするとき…など、そこに再現できます。
また、本物の作品を見続けることによって、その作者の意図やクセ、技法、その時代までもが、わかってきます。
青山二郎は、次のようにも語っています。
目に見える言葉が、書ならば、手に抱ける言葉が、茶碗なのである。
身構えることは、ありません。
美に対する感覚を、研ぎ澄ましましょう。
たくさんの、一流といわれるもの、美しいといわれるものを、観ましょう。
感動が、生きた栄養になります。
美しいものを、求めましょう。
美しいものに、触れましょう。
そして、自分自身を探求し続けましょう。
あなたが、あなたらしく、美を感じながら生きていくために。
菩提