占いサロン観音庵 福島店 菩提です。
5月5日は、子供の日
各地でイベントが開催されますね。
この日は、二十四節気でいえば、「立夏」にあたります。
立夏は、夏めいてくる頃、夏の気配が現れてくる頃という意味があります。
簡単にいうと、「夏がやって来たよ」と、告げる日。
また、七十二候では、初候「蛙始鳴(かわずはじめてなく)」。
そのまま、カエルが始めて鳴く時季という意味です。
冬眠から覚めて元気に鳴き始める鳴き声ではなく、雄のカエルが雌のカエルを誘って、やかましく鳴く様子を指しています。
この日、食べるものといえば、柏餅(かしわもち)や粽(ちまき)。
柏餅には、「子孫繁栄」
粽には、「邪気を払う」
という意味があります。
柏(かしわ)の葉は、新芽が出てから古い葉が落ちるそうです。
そこから、新芽を子、古い葉を親にたとえ、「子供が生まれるまで、親は亡くならない」。
すなわち、「家系が絶えない」「子孫繁栄」と考えられるようになり、縁起のいい食べ物として食されるようになったそうです。
また、粽は、中国の行事(言い伝え)が日本に伝わったもの。
竹筒に入ったお供え物の餅を龍が食べてしまうことから、龍が苦手としている楝樹(れんじゅ)の葉で餅を包み、邪気を払う五色の糸(赤青黄白黒)で縛ったものを川に流すようになったのが、始まりといわれています。
(この五色の糸が、後に、こいのぼりの吹き流しの色となりました)
立夏の頃より、急に暑くなり、日差しも強くなってきます。
昔から、この頃は、病気にかかりやすく、亡くなる人が多かったそうです。
そのためか、5月を「毒月」といい、厄除け・邪気払いをする為に、菖蒲湯に入ったり、各地で神事行事が行われます。
甘いものが苦手な人も、この日は、柏餅や粽を食されては、いかがでしょうか(^-^)
菩提