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他人の幸せを喜べる人が幸せになれる人です

こんばんは龍徳です。

人は他人が辛い時は簡単に同情できます。
しかし他人が喜んでいる時には一緒に喜べないんです。

私の知人の仲良し女子二人が同じ習い事をしていて同じ時期に不妊治療を始めました。
そして1年後に一人が妊娠しました。
その後、もう一人の女性の意向ですぐに一緒に通っていた習い事を辞められました。

その女性が私に「おめでとうって言ってあげたけど、心の中ではなんであなただけ妊娠して私はできないの?って考えたらもう顔を見るのも嫌になってどうしよもないの」と話してくれました。

子供を望んでいる彼女にとってこれは本当に辛い出来事だったと思います。
しかし、では、二人とも出来なかったらまだ納得ができたのでしょうか?

もう一人の女性が妊娠してもしなくても自分にとっては何のメリットもデメリットもありません。
勿論頭の中ではそんなことは解っているんです。
しかし心がそう思わないのです。

この心の問題が人にとっては一番厄介で難しい問題なのです。

これを解決するには他人と自分とは違うという「離別感」が必要です。

この二人は同じ辛さを共有し、いつもまにか「母子一体感」という自分と友人は同じだと心の中で考えてしまったのです。

なので、一人が違う結果が出たときに「何故なの?何故私とあなたは違うの?」と感じてしまったのです。

本来は二人ともが妊娠することを望んでおりました。
もっと言うと二人が妊娠することが当たり前だと思っていたのかもしれません。
でもたまたま同じ目標に向かっていて、たまたま一人だけ妊娠したという事実に過ぎないのです。

それから4年が経ちました。

残念ながらもう一人の女性は願いが叶わず諦めてしまいました。
仲の良かった友人とも疎遠になったままでした。

もう過去の事と少し割り切っておられましたので、この離別感と母子一体感のお話をしました。

長い時間をかけてゆっくりとゆっくりと、その友人と自分の違い、私とその方との違い、幸せな生き方、今の自分にとって必要な事など。
今はその友人の娘さんと友人を昔以上に大事に思っています。
その友人だけでなく、娘さんの幸せも心から喜べるようになりました。
人の幸せを喜べるようになり辛かった時間からようやく解放されました。

今は私より友人のほうが一生懸命努力していたことも認められるし、子供の居ない人生を楽しむこともできる。

人と自分は違うし、幸せの形も一つではない。
そして友人の幸せを喜べなかったという事が自分には一番不幸なことだった。
これからも不幸に同調するのではなく幸せに同調していくからね!
と言ってくれております。

女性にとって不妊の問題はとてもつらい問題です。
でも辛ければ辛いほど乗り越えられた時にはい大きな成長を得ることができます。
乗り越えた彼女はこれからもっともっと幸せになって行きます。

人と一緒に喜ぶことは一人で喜ぶことよりも大きなエネルギーが発生します。
良いエネルギーが運気を上げたり心の喜びに繋がるのです。

龍徳

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