占いサロン観音庵 大阪福島、京橋店の龍徳です。
「天国言葉」と「地獄言葉」
先日、愛理沙先生にお伝えした「天国言葉」と「地獄言葉」が、このブログに掲載されていました^^
【天国言葉】とは、「嬉しい、愛してます、楽しい、ありがとう、許します、感謝しています」などの前向きな言葉です。
個人的にはこの中では許します。
という言葉が気になります。
一番大事な言葉を選ぶとすると「感謝」という言葉です。
人は、この世で肉体を借りて生かしてもらっています。
そして、その肉体は感情を持ち思考を持ち、あらゆる可能性を発揮することができます。
こんな素晴らしいものを与えられて生かされているのですが、なかなか「感謝」という感情を感じることは少ないようです。
そんな根底の素晴らしさに感謝する余裕がなければ日々、他人が与えてくれる感謝にもなかなか気がつきません。
35対1の法則というものがあります。
アメリカのある心理学者は、四百名の人たちを対象に、こんな研究を行いました。
「人にしてあげた行動」と「人にしてもらった行動」をそれぞれ書き出させたのです。
その結果、書き出した行動の比率はなんと、35対1でした。
つまり、人間は「してもらったこと」よりも、「してあげたこと」をはるかに覚えている生き物だということです。
ある女性の方から…
「私は彼のためにこんなに尽くしてきたのに、全然感謝してくれないんです」という相談を受けました。
その彼に、念のため話を聞いてみると、「どれだけ彼女の愚痴話を聞くために時間と労力を使っているか。それを全く感謝してくれない」とぼやいていました。
人間は35倍も「してあげたこと」を覚えている生き物ですから、いきなり「感謝しろ」と言われてもできません。
感謝できないのは、自分が支えられていることに気づかないからです。
それを知れば、誰の心にも感謝の心が芽生えます。
人って恐ろしい思考で生きているんですね^^;
「してあげている」という意識が「してもらっている」の35倍とは、話半分に聞いたとしても驚きの数字です。
人は生きているだけで多くの人に支えられています。
しかし、「してあげている」という意識が強い方は残念ながらなかなか、それに気がつきません。
もし、天国言葉を唱えているとしても「気付き」が無く唱えているだけでは、なかなか効果がないものかも知れませんね。
これは、パワースポットと言われている場所にわざわざ出向いても特に何も変わらないことと同じなんです。
私は、得度を受け在家僧侶として行動しておりますが、僧侶として大事にしているのは、お釈迦さまは最初に説いている「知恩」という言葉です。
- 「知恩」とは、恩を知ること。
- 「感恩」とは、恩に感謝すること。
- 「報恩」とは、恩に報いること。
「恩に感謝できる人」になるには、その前に「恩を知る人」になることが必要です。
日常で私達は恩を知るどころか恩を忘れてしまっているのです。
ご自身の毎日を振り返りどれだけの恩を受けているのかをしっかりと考えることができれば自ずと感謝の気持ちが湧き上がり恩を知ることができます。
そうすれば必ず、感恩、そして報恩が続くのです。
今の時代、生きていくだけで辛い事ばかりです。
しかし、どれだけ辛くても、「妬みや恨み」を持って生きていくより、「感謝の気持ち」を持って生きる方が、まだ幸せだと思います。
少しの感謝があれば、きっとそれを見つけてくれてちょっとずつ感謝の気持ちも大きく育っていくのかもしれません^^
まずは、身近な事にちっちゃな感謝をしてみてください。