皆様こんばんは龍徳です。
先日あるアーティストさんが75歳で他界されました。
そのジャンルの好きな方でしたら超有名で日本における第一人者の方で数年前より腎臓を悪くされて透析を受けなければいつまで生きれるかわからないと医師に告げられていたそうです。
その際、その方は透析を拒否していたのですが今年になり病状が悪化し救急車で搬送され医師に「透析すればあと5年生きられる、しなければ2週間の命」と告げられたそうです。
本人の答えは「命の選択をしろってことか、きめられんなぁ」
同じ立場になれば多くの方は辛いけど透析をする決断をしたと思います。
勿論、家族が居る居ない等の状況にもよりますが少なくても最後には行う事を選ぶのが最善と考えるでしょう。
しかし最後まで決めれないという結果で2か月を過ごす事になり、この世を去りました。
私は仏徒であるのでお釈迦様を尊敬しておりますから死を恐れない生き方を目指しておりますが、まだまだ若輩者ですので死は恐怖です。
そしてここ数年、釈尊のように死について考える事日々を送っておりますが答えを見つける事は出来ておりません。
仏教では死は悲しむ事ではなくむしろ喜ぶ事であるという教えもあります。
それを頭では理解しておりますが、臨死の経験はありますが死というものを経験しておりません(記憶が無いというのが正しいと思います)ので怖いのだと思います。
自分の命があと2週間と告げられ、まだ生きれる選択ができるのにそれを選ばなかった、選べなかった。
それはどんな気持ちの中で出た答えなのか、それとも本当に決められなかったのか。
人が人生を考える上で解決が困難であり、何より尊いものが「生きている」ということでありその単純な事の本質を理解できれば本当に大切な事はなんなのか?が見えてくるものだと思います。
死を意識すると今の自分の幸せを改めて感じられますので日々ではなくたまにそのような事に向き合うのも良い事だと思います。
Iさん、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
心安らぐ占いサロン観音庵
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