占いサロン観音庵 福島店 菩提です。
今年も、七夕の季節がやってきましたね。
別名「笹の節供」「星祭り」ともいわれます。
七夕では、笹に短冊や折紙を飾りますが、その由来は…
笹(竹)は神聖なものと、されていました。
笹は、根強く繁殖力も強い、風雪寒暖にも強いところから、その生命力と神秘性を兼ね備えた笹は、昔から神事などにも使われてきました。
また、笹の葉のこすれ合う音は、神様を招く音とされ、神聖なものとして扱われました。
ですから、七夕の願い事も、神聖な笹(竹)に吊るすようになったのです。
短冊には、「〇〇が欲しい」というような物質的な願いごとではなく、上達や夢を綴ったほうがよいとされます。
また、「〇〇になれますように」と、書くのではなく、「〇〇になる」と、書く方が願いを聞いてもらえるそうです。
五色の短冊は、中国の陰陽五行説からなり、「青(緑)・赤・黄・白・黒(紫)」の五色。
「青=木、赤=火、黄=土、白=金、黒=水」を表し「この世のすべてのものの根源である」という意味があります。
この五色は、日本の歴史や文化にも深く関わっていて、様々な年中行事に使われています。
五色の短冊以外にも、七夕の笹竹への飾りは意味があります。
- 折鶴:長寿を願い、長寿の代表=鶴亀の鶴を折ります。
- 神衣(かみこ):紙の着物を飾ります。
裁縫が上達し、着るものに困らない。災いを人形に移すと、いわれます。 - 財布(巾着):金運上昇を願い、折り紙や、本物の財布を飾ります。
- 網飾り:魚を捕る網を表しています。豊年豊作大漁を願っています。
- 吹き流し:おりひめの織糸を象徴。
五色を用いて、魔除けの意味もあります。 - くずかご:清潔と節約を心掛ける。
七夕飾りを作るときに出た紙くずを折り紙のカゴに入れ、飾ります。
飾りの一部に、クズカゴを入れるなんて普通では考えらるませんよね。
最後に、七夕の行事食は「そうめん」。
節供には、旬のものを食べ、邪気を祓ったり無病息災を願う風習がありますが、そうめんもそのひとつ。
暑さで食欲が減退する、この時期の食べ物として最適ですし、天の川や織姫の織り糸に見立てることもできる優れものです。
あなたは、どんな願いを星にかけるのでしょう(^-^)